大平山小で「1日砂防教室」

模型を使って災害発生の状況を学んだ

 大分県別府土木事務所は17日午前9時頃、別府市立大平山小学校(黒木寿一校長)で、土木未来(ときめき)教室「1日砂防教室」を実施した。5年生約50人が参加した。
 はじめに、砂防ボランティアの倉橋猛さんが、災害について講話。「災害には、大雨や台風、地震、火山の噴火などがあります。皆さんが小さい時に、熊本地震が発生し、別府もかなり揺れました。地震は、プレートの下にプレートが入ることで起きます」と説明。火山の仕組みや噴火については「噴火する前には、小さな揺れが起きます。これを監視して、噴火を予測している」として、噴火警戒レベルなどについても話をした。
 引き続き、4班に分かれて動画を見たり、模型を使って噴火、土石流などが発生した場合にどのような被害が起きるかを具体的にイメージ。また、それを防ぐための対策についても学んだ。子どもたちは石や水、大木などが流れて建物などに影響を与えることを知り、驚いた様子で真剣にみていた。
 さらに、午後からは境川砂防ダムや伽藍岳噴気孔を見学した。