日出町と大分銀行は21日午前10時、地域ビジョンの取り組みとして「住むことに喜びを感じる日出町プロジェクト推進協議会(鹿鳴越クラブ)」の設立総会を日出町役場で行った。
両者は2016年1月に包括的な連携協力協定を締結しており、地域の持続可能性向上に向けた取り組みを協働で行うことにした。協議会の名称は、日本山岳遺産に認定されている、日出町に連なる鹿鳴越連山に由来してつけられた。
協議会は、日出町、大分銀行、日出町商工会、JAべっぷ日出、大分県漁業協同組合日出支店で構成されている。
プロジェクトは、「住むことに喜びを感じる日出町」の実現に向けた、新機能・新事業・新産業創出の探索をテーマに、産官学金の連携充実による半導体関連産業を中心としたものづくり企業の活性化、海・山・レジャースポットという地域資源を最大限活用した「稼ぐ力の増強」の2つに取り組む。稼ぐ力の増強では、各分野の関係者と連携して、観光、SDGs、ブランドの3つの部会を設置する方針。
高橋清英大分銀行専務取締役が「地元ならではの、良いネーミングだと思います。それぞれ登る道筋は違っても、目指す頂上は一緒。一体となって地域を盛り上げていきたい」。本田博文日出町長は「デジタルの力を活用して、個性豊かで魅力ある町づくりをしています。地域ビジョンプロジェクトの提案をいただき、地方創生の実現に向けて、力添えをいただきたい」とそれぞれあいさつ。
会長に平井伸治大分銀行日出支店長を選任。プロジェクトの方向性について説明が行われた。