第１４回日出町人権フェスティバル（実行委員会主催）が２日午前９時１５分、日出町中央公民館で開催された。
４日から１０日の「人権週間」に合わせて、毎年開催されているもので、人権について考えるきっかにしてもらう。
本田博文日出町長が「人権尊重の取り組みがされていますが、残念ながら、全国的に子どもや高齢者の虐待など事件は後を絶ちません。ＳＮＳ（ソーシャルネットワークサービス）による誹謗中傷、ＬＧＢＴＱなど性的少数者への差別などが顕在化しています。人権推進のために、連携して取り組む必要があると思います。さらに啓発活動に力を入れ、差別のない社会づくりに力を入れていきたい」とあいさつ。
人権作品の表彰式が行われた。標語は２０１点、ポスター９１点、中学生の作文２２点の応募があった。本田町長と恒川英志教育長がそれぞれ表彰状を手渡した。人権作文で日出町長賞を受賞した小俣春陽さん（日出中２年）が「成長させたい心のものさし」を朗読した。
引き続き、フリーアナウンサーの海原みどりさんが「心を結ぶ言葉～わたしの放送現場から～」と題して講話した。また、障がいのある人の人権を考えるきっかけにしてもらおうと、車いす体験も実施した。作品は、１０日まで中央公民館ロビーや交流ひろばＨｉＣａＬｉに展示されている。表彰者は次のとおり（敬称略）。
【日出町長賞】▽標語・小学校低学年の部＝山口心花（豊岡２）▽同・中学年の部＝大山琉偉（日出３）▽同・高学年の部＝石堂百泰（同６）▽中学校の部＝上野泰輝（大神２）▽高等学校の部＝加藤望光（日出総合３）▽作文・中学校の部＝小俣春陽（日出２）▽ポスター・小学校の部＝内田陽愛（豊岡４）▽同・中学校の部＝得丸さくら（日出３）
【教育長賞】▽標語・小学校低学年の部＝長東凛（日出２）、長希樹（同１）▽同・中学年の部＝頓宮樹（川崎３）、山田強季（豊岡３）▽同・高学年の部＝旦部悠仁（大神６）、房﨑恵都（川崎６）▽中学校の部＝髙倉想那（日出３）、和田桃李（同２）▽高等学校の部＝吉良悠佳（日出総合２）、岡村美咲（同１）▽作文・中学校の部＝内田愛衣（日出３）、有徳蓮恩（同１）▽ポスター・小学校の部＝田北大真（藤原４）、薬師寺咲羽（藤原６）▽同・中学校の部＝高宮結愛（日出３）、長野希美（同１）