別府市が令和5年10大ニュース発表

新しい給食センターが完成して供給を開始した

 長野恭紘別府市長は20日、定例記者会見を開き、令和5年「別府市10大ニュース」として、月ごとに11項目をあげた。
 1年を振り返り、長野市長は「今年は、市長選挙と市議会議員選挙が行われ、私自身も市民の皆様からの負託を受け、3期目の市政運営を担うことになりました。5月には、新型コロナの5類移行により、人の移動や経済活動が以前のように戻り、様々なイベントや事業が通常どおり開催されるようになりました。また、次の100年に向けて新たに一歩を踏み出した1年でもありました。来年は、市制100周年を迎えます。さらに飛躍した年となるよう、市民の皆様とともに歩んでいきたい」と話した。10大ニュースの内容は次のとおり。
 ▽別府市創造交流発信拠点「トランジット」オープン(1月)=レンガホールに、別府市の文化・芸術情報や観光客、移住希望者に向けた情報を発信する拠点して、アートを軸とした地域活性化を目指す。
 ▽別府タワーリニューアルオープン(1月)=竣工65年を迎えた別府タワーがリニューアルされ、竣工当時の塗装色のグレーと高さも90㍍から100㍍に復元された。季節やイベントによって変わるライトアップが日本夜景遺産に登録された。
 ▽長野市政3期目スタート(4月)=4月に行われた統一地方選挙で、再選を果たして3期目が始まった。
 ▽こども部及び別府市こども家庭センターの設置(4月)=こどもまんなか社会の実現に向けて、こども関連の施策を一体的に行う「こども部」を創設。妊娠期から子育て期にいたるまでの切れ目のない支援を行う「こども家庭センター」を設置した。
 ▽第71回全国ろうあ者大会inおおいたの開催(6月)=福祉の増進や障がいへの理解を広げることを目的に、大分では10年ぶりの開催。全国から約2500人が参加した。
 ▽ナイトバスの運行開始(8月)=夜間のタクシー不足を緩和し、市民の移動手段を確保するため、3ルートでの運行を開始。外出促進や消費喚起を行い、コロナ禍で打撃を受けた地域経済の活性化を図った。
 ▽別府市学校給食センターオープン(9月)=3献立、計8500食可能な大型施設は、最新設備を活用した、安全・安心な手作りをモットーとした日本一おいしい給食の提供を始めた。
 ▽別府発の新しい学び方・休み方「たびスタ」休暇スタート(9月)=平日の家族旅行を推奨し、旅先で得られる体験を通じて多くのことを学ぶ「旅育」の推進と閑散期の観光需要を喚起して地域活性化にもつなげる。
 ▽楠銀天街の課題解決に向けた新たなまちづくりがスタート(9月)=長年の懸案であった楠銀天街のアーケード撤去や活性化などの課題解決に向け、南部ひとまもり・まちまもり協議会における検討委員会が方針をまとめ、地域が中心となったまちづくりを支援していくため、アーケード撤去や道路整備などを進める。
 ▽第1回「みんなで話そう別府市政フォーラム~日本一幸せを実感できるまちを目指して~」開催(10月)=市長だけでなく、事業担当職員が対話形式で施策について、市民に説明をした。
 ▽世界の旅行先のトレンド1位に(10月)=世界最大規模の旅行サイト「Booking.com」が発表した、2024年のトレンドの旅行先ランキングで、別府市が1位に選ばれた。