大分香りの博物館で25日まで実施

二十四節気「冬至」の前に別府大学
附属幼稚園児5歳児38人が足湯を堪能した

 大分香りの博物館は「第3回香りの冬至イベント『ざぼん&ゆず足湯体験』」を25日まで、同館ハーブガーデン足湯で開催している。
 冬至は、昼間の時間が最も短く、かぼちゃを食べて金運を祈ったり、風呂にゆずを浮かべて入浴し無病息災を祈る。
 ざぼんは別府市の特産で、黄金の大型の柑橘。別府土産「ざぼん漬け」の原料となるほか、冬至や年末に市営温泉や旅館で「ざぼん湯」として使われている。黄色いざぼんの実がぷかぷかと浮かぶ様子は冬の風物詩となっている。
 同イベントは21日から行っており、同日午前10時30分から別府大学附属幼稚園児5歳児38人が4グループに分かれて▽ざぼん(計50個)・ゆず(計50個)・鬼ゆず(計15個)が足湯体験▽南光物産(株)の協力で、ざぼん漬・ざぼんチョコレートを試食し、別府大学の別府温泉水あまざけを試飲―を行った。
 足湯に使った園児らは「ぽかぽかに温まった」「香りが良かった」「気持ち良かった」と笑顔を見せた。
 また同館カフェテリアで初めてざぼん漬けを食べた園児がいた。あまざけを試飲しおかわりする園児は、かぼす果汁を加えて飲みやすくなったのかごくごく飲んでおり「美味しい」と話した。
 別府大学生4人が2人ずつに分かれて、足湯で「冬至について」、カフェテリアで「あまざけについて」をそれぞれ紙芝居で説明した。