別府市が石川県へ支援物資輸送

6日朝、トラックに備蓄品を
積み込み被災地へ出発した

 別府市は6日午前10時半頃、令和6年能登半島地震の被災者への支援物資を積み込み、別府市を出発した。被災地側の受け入れ体制が出来たことを受けて、いち早く送ることにした。
 午前9時、市上下水道局で飲料水を積み込むと、今年度から備蓄倉庫として使用している市男女共同参画センターの旧体育館から別府市が備蓄している飲料水や簡易トイレ、非常食などを積み込んだ。
 市防災危機管理課、市消防本部の職員ら約20人がトラックに次々と物資を運び込み、職員らに見送られて被災地へ出発した。
 今回の支援物資は、飲料水の500㍉㍑が267箱6408本、2㍑が21箱126本、簡易トイレの便座付き100回分27箱、便座なし100回分86箱、アルファ米(3種類)254箱1万2700食、味噌汁100箱5千食、菓子パン9箱216食、敷マット(約90㌢×20㍍)40枚400人分。
 高速道路などを利用して、8日に石川県産業展示館4号館に到着する予定。
 白石修三市防災局長は「別府市では、3日から市長や関係部長などで協議をし、何か出来ないか取り組みをしています。4日には義援金箱を設置しました。私たちも、熊本地震を経験しているので、困ったことなどを考え、独自で情報収集をして提供できるものは提供したいと思いました。水や食糧だけではなく、冬の時期なので、敷マットも送ることにしました。まだ避難生活は続くと思うので、少しでもゆっくりしてもらえるように、1人でも多くの人に物資を届けたい。届けた物資は、石川県で適切に配分してもらえると思う」と話した。