ボランティア活動2千回を達成

贈呈式に出席した
(左から)三浦安盛参与、長田秀和実行委員、
萱嶋仁侠さん、和田一夫事務局長

 公益社団法人「小さな親切」運動本部(鈴木恒夫代表)は「小さな親切実行章贈呈式」を6日午前10時30分、竹の内公民館で実施した。同運動大分県本部の三浦安盛参与、和田一夫事務局長、長田秀和・同本部別府地区実行委員が出席した。
 受章したのは、竹の内の萱嶋仁侠さん(80)=芸名、かやしま天峡=。別府市出身の元自衛官。マジックショーや健康講話「手品とトークの笑いヨガ」などのボランティア活動をしており、大分県内の福祉施設や被災地などで披露してきた。1976年から福祉施設などへの訪問を始め、多くの人に笑いを届けていたが、2021年にガンが見つかり、手術を経て22年に公演を再開。23年6月27日に2千回のボランティア公演を達成した。その姿に心打たれた別府地区実行委員の長田実行委員が、大分県本部に推薦。運動本部の審査を経て、今回の受章となった。
 長田さんが「萱嶋さんとは今から30年ほど前、本人が自衛隊に勤務しているとき、私はその隣の会社で勤務しておりました。退職されるので送別会に来てもらえるかと言われ、会に出席し労をねぎらいました。深い付き合いはありませんでしたが、日ごろから地域の老人を大事にし、施設に訪問し手品を見せるなど人生の勉強をさせていただいています。ご恩返しではないですが、小さな親切運動大分県本部に『こんな人がいる』と推薦させていただきました。東京本部から認められ、今回の贈呈式になりました」とあいさつし、三浦参与が萱嶋さんに実行章を贈呈した。
 萱嶋さんは「私のようなものが表彰をいただいたということは、身に余る光栄であります。今後もできる限り、身体が続く限り、頑張っていきたいと思います」とお礼を述べた。