日出町は去る6日に100歳の誕生日を迎えた大字南畑の川西アヤ子さんへの百歳慶賀訪問を9日午前10時、日出町のサンライズビュー(松本忠雄施設長)で行った。
宇都宮博・日出町介護福祉課長兼地域包括支援センター所長兼保健福祉センター所長が表彰状などを渡した後、同席した親族と一緒に記念写真を撮影した。
川西さんは速見郡山香町(現在の杵築市山香町)出身。40年前に夫を亡くし、農業や畜産など苦労を重ねてきたが、明るく朗らかな性格で乗り越えた。今は施設に入所しており、色んな人とのおしゃべりを楽しんでいるという。
長寿の秘訣を聞かれた川西さんの親族が「母はよく食べ、おしゃべりするという元気なところですね」と応えると、川西さんはニッコリと微笑んだ。川西さんの生存している子ども5人、孫11人、曾孫16人、玄孫1人。
長男の川西求一さん(69)は「私が小学校5年から父が悪かったので、女手一つで我々6人を育ててくれました。私は長男ですが末っ子で、上に姉が5人います。母は本当に元気が良かったですね。50歳ぐらいから農閑期に近くのゴルフ場でキャディとして務めており、72、3歳までしてました。足と目が良く、お客さんと話すことが健康の基だったのかと思います。目が良かったので、キャディをしているときにいろんな人から感謝されていたと聞いてます。私たち子どもは、弱音をはかない元気で強い朗らかな母の背中を見て育ち、感謝しています。あの両肩で一時代を支えたと思っています」と話した。
8日の時点、日出町で100歳以上は27人おり、男性3人、女性24人。