海外協力隊でパラグアイへ派遣

笑顔で派遣報告をする梅木さん

 独立行政法人国際協力機構(JICA)の海外協力隊として派遣される、梅木伽那さん(28)が11日午後3時、阿部万寿夫別府市副市長を訪れ、派遣報告を行った。
 梅木さんは別府市で生まれ育ち、理学療法士として東京の病院に勤務していた。大学時代には、海外で障がい者スポーツの指導をしたりと海外での支援活動を希望してきた。
 今回は、中南米のパラグアイに理学療法士として2年間派遣される。南米アルゼンチンとブラジル等に囲まれた国で、首都はアスンシオン。グアラニー語とスペイン語を公用語としている。
 梅木さんは、首都から約2時間半離れたカアクペ市の病院で、現地の理学療法士への指導や患者、家族への指導を行う予定。「現地の人と一緒に、理学療法士として活動をしきます。日本に戻ったあとも、何らかの形で経験を日本に還元できるように活動したい」と話した。
 阿部副市長は「海外で頑張ろうという梅木さんのことを、誇りに思います。別府は、世界に開かれた観光都市であり、現地で別府のPRもしてほしい。健康には気を付けてください」とエールを送った。