ヴェルスパ大分が別府で練習

初日から激しい練習を行ったヴェルスパ大分

 サッカーJFLのヴェルスパ大分は15日午前9時、別府市の実相寺サッカー場で2024年シーズンをスタートさせた。
 スタート時は降っていた雨も途中でやみ、ストレッチをして体を十分にほぐしてから、パス練習、ハーフコートでミニゲームを繰り返し、約1時間半、初日からハードなメニューをこなした。山橋貴史監督は「自分とボールだけではなく、視野を広くもって」と指導。選手は集中して練習をこなした。
 練習後、山橋監督は「雰囲気もよく、若手、中堅、ベテランがコミュニケーションをとれて良い練習が出来ていると思う。実力差が拮抗する中で、昨シーズンは、勝ちきれなかった場面があった。勝負強さを身に着けなければいけないと思う。今シーズンは、新たなチームとして強さを身に着け、シーズンの最後には、皆さんと一緒にJリーグ昇格を喜び合いたいと思っているので、応援をよろしくお願いします」と話した。
 10年ぶりにヴェルスパに戻ってきた福清隆貴選手は「自分がいた時よりも環境は良くなっている。クラブの本気度、今年は必ずJ3に上がるという気持ちを感じる。自分もそのために戻ってきたので、気が引き締まる。もう一度自分を必要としてくれた。自分ももう一度Jリーグの舞台に戻るという気持ちでやる。1人でも多くの人にスタジアムに応援にきてもらいたい」と語った。
 今シーズンは、昨シーズンキャプテンを務めた篠原宏仁選手や別府市出身の酒井信麿選手ら13人が退団・引退をし、新たにJリーグ経験者など、攻守にわたり12人が加入するなど、J3昇格に向けて大幅な入れ替えが行われた。開幕戦は、3月10日にホームで開催される。