大分県は16日、令和5年の宿泊客等の速報値を発表した。宿泊客は444万8207人で、前年と比べて21・1%増だった。コロナ禍前の令和元年と比べると、9%減となり年間ではコロナ禍前の水準には届かなかったが、5月に感染症の分類が5類に移行してからは徐々に増え、9、11、12月はコロナ禍前を超える宿泊客数となっており、戻りつつあることを感じさせる。
宿泊客のうち、日本人客は366万236人(前年対比2・7%増)。出発地別では、福岡県100万7660人(同7・1%減)、関東61万8833人(同14・2%増)、その他九州・沖縄60万5278人(同8・2%増)、県内50万5522人(同13・6%減)、近畿34万8790人(同17・1%増)、中国25万1190人(同13・2%増)、中部16万4155人(同12・7%増)、四国9万1194人(同18・4%増)、東北・北海道6万7614人(同32・2%増)。
外国人客は78万7971人(同625・9%増)。令和4年10月から水際対策による観光での入国規制が緩和されたことも影響し、大幅に増えた。出発国別では、韓国42万581人(同571・1%増)、香港11万2977人(同1078・2%増)、台湾11万443人(同1950・2%増)、中国3万8432人(同1610・4%増)、タイ3万6139人(同321・5%増)、その他アジア3万1458人(182・6%増)、その他外国3万7941人(同324・1%増)となっている。
有料観光施設(29施設)の入場客は、634万4163人だった。