別府ワーケーションウィーク開催

旅を楽しみながら仕事をする
ライフスタイルなどについて実践者の話を聴いた

 一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINK(堀景代表理事)は14日から20日まで、鉄輪と北浜エリアを中心に「別府ワーケーションウィーク」を初めて開催している。19都道府県から延べ約40人が参加する。
 一般社団法人日本ワーケーション協会と連携して、新しい働き方、移住や多拠点生活などをテーマに、地域とワーケーション実践者がつながる交流の機会を設け、新たなビジネスの創出、関係人口と関係企業を創出するのが目的。
 16日午後3時、鉄輪熱の湯公民館で1回目となるトークイベント「多様な働き方・暮らし方・旅のスタイルを別府で探る」が開催された。「多拠点生活や旅で暮らすライフスタイルに迫る」として、武市栞奈株式会社まどんなクリエイト代表取締役と花田和奈合同会社アットワールド代表社員が講話。武市さんは「年4回ぐらい別府に来ていて、別府は第2の故郷。旅して暮らすサブスク『ADDress』にも参加していて、観光地を目指すのではなく、出会いがあって教えてもらう生活をしている。普段の旅行ではない出会いがある」。
 花田さんは「旅好きフリーランスコミュニティ(オンライン)を運営していて、一緒に仕事をしたり、1人では出来ない仕事をすることが魅力。1人旅に慣れている人も多く、過干渉や依存もない。自由を許しあっている。初めての挑戦を応援してくれるなど、ふとした時に心のよりどころになるみんなにとっても焚火のようなコミュニティ」とそれぞれ旅を楽しみながら、仕事もメリハリをつけてやり、どこに住んでいても、こんなライフスタイルが出来ることなどを話した。
 参加者から「こういうスタイルに悩むことは」「別府の魅力は」と質問があり、2人からは「勇気がいることはない。フットワークが軽い人の結果」「自分の旅が誰からのためになる」「エネルギーが大地から伝わってくる。来るだけで元気がもらえる」「ミーティングの隙間に温泉に入って、質の良い休息がとれる」などと答えた。
 移住してきた菅野静湯治ぐらし株式会社代表取締役、花田潤也別府八湯温泉道名人会長、井出正広グライド・ジャパン代表取締役がそれぞれ、別府に移住してきてからの活動や仕事のことなどを話した。引き続き、グループワークを5班に分けて行い、別府の魅力、ワーケーションの手法などについて意見交換をした。
 18日にも午後3時から、駅前本町のBepper’sTabernで2回目のトークセッションを行う。別府市の取り組みや、芳賀康平ビッグローブ社長室長の講話などを行う予定。