別府大学短期大学部の学生6人はこのほど、日出町おおが活性化推進協議会所有の日出町大神の畑で自然薯収穫体験をした。
昨年4月に別府大学短期大学部に一年間通じて食べられるようにできないかと依頼があった。一昨年の10月に収穫したものを冷凍保存し、昨年2月に収穫したものも冷凍し、食べてみた。商品の「ねばりごし一本」まではないがある程度の粘り気、自然薯としての香りなど手応えがあった。今回収穫したものも条件を変えて冷凍保存し、より良いものが食べられるようにすることが目標。地域から条件として、学生と一緒に「栽培」というものを考える時間をとりたいということを挙げた。
同大短期大学部の岡本昭先生は「栄養士は調理するのは上手。しかし材料の先にいる農業生産者や漁業従事者がどのような気持ちでいるかを勉強するときがなかった。今回は20本ほど掘っており、学生たちは楽しそうに掘り、初めての体験をした。大神の人たちが優しく教えてくれたり、記念写真を撮った。令和6年の目標は、世界一長い自然薯を作りたい。また学生と一緒に植えるときから育てていきたい」と話した。
当日の大神の畑では、同協議会と日出町役場と一緒に、丁寧に自然薯を収穫した。その後、一昨年収穫し冷凍保存した自然薯と今回収穫した自然薯を比較検討の食べ比べをした。学生は冷凍したものの方が食べやすいと感じていた。