ジアスガイドの育成研修会

バードウォッチングをする参加者
(写真は豊の国千年ロマン観光圏提供)

 国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会と一般社団法人豊の国千年ロマン観光圏は1月18日午後1時半、大分農業文化公園「るるパーク」で、令和5年度2回目のGIAHS(ジアス)ガイド育成研修会を開催した。15人が参加。
 国東半島宇佐地域は、世界農業遺産に認定されている。世界農業遺産地域内を案内するガイドを3年前から育成・認定している。
 座学では、㈱山香社中の多田忍さんと杉浦嘉雄日本文理大学名誉教授が講師を務めた。多田さんは「田んぼオーナー制度」を整備してお米の生産ができるようにするなどの活動を行っていることを説明。
 杉浦名誉教授は、世界農業遺産認定に必要な要素の1つである、生物多様性について、水の循環システムによってカブトガニやオオイタサンショウウオ等の生物を育んでいると話した。
 引き続き、杉浦名誉教授が講師となって、バードウォッチングの体験も実施。認定地域で様々な野鳥が生息していることを確認した。