別府市立中部中学校(佐藤裕一校長)は2日午後1時半、「職業人に学ぼう」をテーマにドリームスクールを開催した。1年生144人が参加した。
中部中では「夢を持ち自ら学び続ける生徒の育成」を学校目標に掲げ、地域の人を講師に招いて、ドリームスクールを実施している。今回は、山根知也別府市消防本部第2小隊救助隊消防士、鉄輪保育園の横井真帆保育士、森満陽子主任、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の澤田達雄飼育部獣類グループサブリーダー、中津胃腸病院の中西千夏看護師と甲斐一弘事務長、幸建設の幸康史1級建築士、ポンデザールの原田英文シェフパティシエを講師に招いた。山根さん、中西さん、幸さん、原田さんは中部中学校の卒業生。生徒はそれぞれ分かれて、講師の話を聴いた。
山根さんは、消防士の仕事の動画を見せて職員の1日の仕事内容を紹介。また、災害時の対応として「まずは、自分の安全を守ることが大切。いかに冷静に動けるか。そのためには、日頃から準備をしたり家族で話し合うことが重要です」などと話した。後半は、生徒からの質問に答えた。生徒からは「この仕事に就いた理由は」「やりがいは何か」などの質問が出た。山根さんは「中学生の時は、将来の夢とか特になかったのですが、ずっと野球をしていて体を動かすのが好きだったので、別府のために体をつかった仕事をしたかったから」「訓練やトレーニングはとても辛いですが、人を助けた時にやっていてよかったと思える」などと答えた。
どの教室も、生徒は積極的に質問をし、仕事について具体的なイメージを膨らませた。