第9期の高齢者福祉・介護保険計画

内田委員長(左)が長野市長に
第9期計画の素案を報告した

 別府市介護保険事業計画等策定委員会(委員長・内田勝彦県東部保健所長)は7日午前11時15分、市役所で長野恭紘別府市長に「別府市第9期高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」の素案を報告した。
 内田会長が「第9期計画では、地域共生社会の実現を目指し、高齢者、認定者が増加する今期だけなく今後、認定者が減少に転じることを踏まえた中長期的視点で、介護サービス基盤の整備を行う計画としています。今計画中には、団塊の世代が後期高齢者となる2025年を迎え、介護サービスの需要がますます増加すことを見据えて策定してほしい」とあいさつ。
 長野市長は「今後を見据えた慎重審議をしていただきました。介護サービスの需要が増え続けることは、理解しています。大変ですが、想定はしていかないといけない。今後とも、アドバイスをいただきたい」と述べた。
 高齢者福祉計画は、目的や対象及び内容において、介護保険事業計画をほぼ包含した計画と位置づけられているため、一体的に策定している。素案では、基本理念を「高齢者が健康で安心して暮らせる地域づくり」とし、地域で支え合うまちの実現や健康で生きがいのある暮らしの実現、安心して生活できるまちの実現を基本目標に掲げている。
 素案は、別府市議会の3月定例会に上程する予定。