別府市教育委員会は14日午後1時半、公会堂で「育て別府っ子!地域の力で 地域教育力活性化推進大会」を開催した。
地域住民、学校、行政、NPO、企業などの関係者が一堂に会して、講演会などの学びの場を通して、地域教育力の活性化を図るのが目的。活動の好事例や地域における連携・協働のあり方、手法を知り、意見交換をする場でもある。
はじめに、事業発表があり、市朝日大平山地区公民館コーディネーター担当の青木絹恵さんが「地域密着の公民館をめざして」、藤内教子中部中学校区統括コーディネーターが「『地域とともにある学校・学校とともにある地域』をめざして」と題して、それぞれ活動を報告。
引き続き、大畑伸幸元島根県益田市教育委員会ひとづくり推進監が「コミュニティースクールと地域学校協働活動の一体的推進で起きること」と題して、講演を行った。「子どもと大人が繋がっていることを確認しておくこと、地域教育力とはどういうことかを考えないといけない。私は、ネイチャーキッズ寺子屋の活動を21年やっていて、『ボス』と呼ばれています。道で子どもたちが『ボス』と手を振ってくれると、必要とされていると感じてうれしい。人の一番の喜びは、誰かに必要とされているということだと思う」
「益田市版カタリ場という活動をしています。子どもたちがやりたいと思うことを発表する。これは、どこでもありますが、益田市では、そこから大人たちがその実現を手助けする。子どもたちは、やりたいことを『やろう』と言ってくれる人がいて、苦労しても実現できる体験をすることで、どんどん成長する。小学生の頃からこういった体験をすることで、中学生になるともっと地域のために考え、やりたいと思うようになる」などと話した。
大会終了後は、第2回地域教育担当者会議を開いた。