別府市と大塚製薬株式会社は、16日午後2時10分市役所で、健康増進や熱中症対策、ウェルネスツーリズムなどに関する包括協定を結んだ。
これまでも、大塚製薬は、温泉入浴時の水分補給の重要性への啓発や、地域でのイベントへのドリンク提供など、様々な場面で連携をした取り組みをしてきた。協定を結ぶことで、より具体的な活動を通じて市民の健康課題の解決に努める。
長野恭紘別府市長と笠間康久大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部九州第一支店長が署名をした。
笠間支店長は「別府市制100周年の年に協定を結べることを、うれしく思います。九州の自治体では、100番目の協定で、ウェルネスツーリズムに関わる内容のものは、初めて。市民が自分の体に興味を持ち、社会・健康課題に取り組むことによって、健康寿命の延伸などを図っていきたい」。
長野市長は「以前から、様々なイベントを通してきめ細やかに地域に貢献してもらっています。知見をいただき、市民の健康づくり、ウェルネスなど長期的な視点でしっかりと健康づくりを推進していきたい」とそれぞれあいさつをした。
協定では、熱中症対策と啓発、市民の健康づくり・維持増進、防災及び災害時の支援、スポーツの振興、新湯治・ウェルネスツーリズム事業などを行うことにしており、当面は、熱中症対策について具体的な取り組みを行う予定。