公益社団法人大分県トラック協会の協賛で完成した日出町観光PRラッピングトラックのお披露目式を2月24日午前11時、日出町中央公民館第2駐車場で開催し、関係者が出席した。
トラック運送業における交通事故防止及び大分県の観光振興の一助とするため、県内外を走るトラックにラッピングを施し、県下市町村の魅力を全国に届けることが目的。同協会は令和4年度から会員の所有するトラックに施工するラッピング費用の一部を助成。同年度6台、5年度に12台を整備し、2カ年で県下18市町村と連携しラッピングトラックを整備する。今後は、別府市、豊後大野市、姫島村、玖珠町を計画している。今回のトラックは14番目で、同協会の助成だけでなく、大分県ナンバープレート協議会からの寄附金も活用している。
トラックは11㌧で後方は「大分県日出町」の文字と城下カレイ・大分県のどこに日出町があるか分かる地図、右側面(運転席側)には「着物体験、国指定重要文化財的山荘、魚見桜、城下かれい、日出城址」、左側面には「経塚山のミヤマキリシマ、国指定重要文化財的山荘、漁船クルーズ、大神ファーム、糸ケ浜海浜公園」のラッピングが施されている。
出席者は、本田博文日出町長、佐藤聡・大分県商工観光労働部観光局観光政策課長、藤本周司・日出町まちづくり推進課長、末田加良子・一般社団法人ひじ町ツーリズム協会事務局次長、佐藤宗朝・大分県トラック協会別杵支部長、大場一寛・同支部理事、秦幸士・同支部理事(有限会社大洋運輸代表取締役)、藤田憲靖・公益社団法人大分県トラック協会理事(一番運輸株式会社代表取締役)の8人。
はじめに関係者全員で除幕し、ラッピングがお披露目された。
本田日出町長が「日出町は8年前から体験型観光に取り組んでいます。これまで漁船クルーズや座禅など300を超えるプランを実施しています。地域にお金が落ちて、地域の方々が自分たちの地域を誇れる取り組みと思っています。日出町を多くの方々に知ってもらうことが重要で、こうして走っているトラックに観光PRという形で発信していただけることに感謝申し上げます」。
佐藤・県トラック協会別杵支部長が「県トラック協会は県下に535社616事業所があり、トラックの台数は1万台、働く職員はドライバーを含め1万7千人を超える大きな団体。トラック輸送は、災害時には緊急支援物資を運ぶ役割があります。全国を走るトラックを活用し、地域観光振興のお手伝いをすることで皆さんにトラック輸送の存在を身近に感じてもらいたいと思い、昨年から始めました。4月から開催されるディスティネーションキャンペーンの一翼を担い、日出町の観光振興、交通安全などのカンフル剤になると思います」とそれぞれあいさつ。
秦同支部理事がラッピングトラックの説明をし、記念撮影をした。
日出町観光PRラッピングトラックは出席者に見送られながら、北九州へ出発した。