別府市議会(加藤信康議長、25人)は2月27日午前10時、全員協議会室でハラスメント防止研修会を開催した。
近年、様々なハラスメント事案が報道されており、正しい知識を深め、議会として健全な職場環境をつくることが目的。講師は、コンプライアンスやハラスメント、人材育成研修等に携わっている、森口敬司さんで、テーマは「議会ハラスメントの防止に向けて」。
森口さんは「ハラスメントは、一言で言えばいじめ。地域を良くしたいという思いは一緒かもしれませんが、自分は正しくやっていると思っていても、相手は負担に思っていたり、嫌だったりする。ほんの軽い冗談、教育のつもりということが多い。相手にとって深く深刻な問題や脅威になったりする。人権を傷つけたり、苦しめたり、悩ませたり、迷惑と感じる言葉をかけることは、最悪の場合、命にかかわるケースもある」などと話し、ハラスメントの種類などを説明した。
議員からは、具体的にどういったケースがハラスメントに当たるのかなどを質問した。
研修終了後、今日新聞の取材に対して、加藤議長は「講師には、少し厳しく言ってもらいました。そういったことを未然に防止するための研修。議員同士、議員と職員、議員と市民などの中で、全国的にハラスメントが起きている報道がされている。本人は気づかないこともあるので、回りが声をかけて注意をする文化をつくることも必要。継続してやっていくことが必要だと思います」と話した。