日出町は、3日午前9時、町内で一斉避難訓練を実施した。
自主防災組織が中心となって、避難行動などの実践的な訓練を行うことで、防災意識の啓発を図ることを目的に、毎年、3月の第1日曜日を「日出町一斉避難訓練の日」として、平成30年から行っている。
午前9時になると、サイレンで訓練開始を知らせ、35の自治区でそれぞれ決められた場所に避難をした。地区によっては、救命講習をするなど、地域ごとに取り組んだ。
旧町立南端小学校では、大分県防災ヘリ「とよかぜ」との訓練を行った。県防災航空隊、日出消防署、町消防団、町危機管理室から約20人が参加。
孤立した避難所を想定し、防災ヘリが上空から避難所を確認し、消防署経由で町役場と情報を共有。消防団員がケガ人を担架に乗せると、グラウンドに着陸した防災ヘリに乗せ、川崎運動公園まで搬送した。
防災ヘリが到着するまでの間、消防署員が、骨折や出血時の応急処置について説明。身近にあるものでの対処方法を指導した。