楠銀天街のアーケード撤去工事が4日から、始まった。
楠銀天街は流川通りから永石通りまで約350㍍あり、一部アーケードが残っているものの、老朽化が著しく、危険な状況が続いている。アーケードは、商店街の所有だが、撤去するにも維持・管理をするにも多額の費用が必要となるため、楠銀天街協同組合を引き継いだ「くすぎん通り会」も適正維持が難しく、沿道の建物の老朽化も進み、空き店舗や空き地も増えている。南部ひとまもり・まちまもり協議会(清家政人会長)が検討委員会を立ち上げ、新たなまちづくりをすることを前提に、市に協力を要請。国の補助金も得て、別府市が撤去を行うことになった。
永石通り側から工事を行い、通りの上側にもアーケードがかかっていることから、一部を全面通行止めにして足場を組んでいる。施工は、㈱後藤工務店。アーケード下部に足場を約15㍍ずつ組み、撤去をしながら足場を移動していく。天井等を手作業で解体し、切断した鉄骨の骨組みをクレーンで吊るして降ろす方法で行う。