朝日中学校の同窓会入会式

3年生145人が講演を聞いた

 別府市立朝日中学校(亀川義徳校長)の同窓会入会式が2月28日あり、会長の浜田博前市長が講演した。今年の3年生は145人で、通算の同窓生は1万4349人。
 入会式は体育館で行われ、浜田さんは在校時代の思い出から語り始めた。「当時は農業の授業があり、サツマイモを育て、牛やヒツジを飼っていた。弁当といえばご飯に梅干しが一つの『日の丸弁当』でした」とスライドを上映しながら懐かしそうに振り返った。
 「別府のことを知ってますか」と語りかけ、別府の湯けむり景観が重要文化的景観に選定されたことを話したり、地面に降った雨が温泉になって地上にわき出すまで40~50年かかることを生徒に教えた。そして別府の源泉数は2217あり、日本一であることを強調した。
 昭和43年に制定した市民憲章は①美しい町をつくりましょう②温泉を大切にしましょう③お客さまをあたたかく迎えましょう――の3点を説いているとし、講演の最後は「生まれ育ったふるさと別府、母校朝日中学校に将来必ず戻ってきて、親孝行をしてほしい」と結んだ。
 生徒代表の仁田野夏緒さんが誓いのことばを述べた後、全員で卒業の歌を合唱して同窓会入会式を終えた。