クルーズ客船「オイローパ」初寄港

記念式典に出席した
トーマス船長(右から3人目)ら
初寄港したオイローパ号

 クルーズ客船「オイローパ」(4万2830㌧、全長225・38㍍、幅26・7㍍、マルタ船籍)が4日午前8時30分、別府国際観光港第4埠頭に初寄港した。午後6時30分、神戸港に向けて出発した。
 乗客はドイツ、オーストリア、スイスなど317人。バス9台で地獄めぐりなどを楽しんだ。
 ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーなどを使い市内を巡った。
 記念式典は午前10時30分、第4埠頭の常設上屋で行われた。
 式典には、大分県国際観光船誘致促進協議会から加藤信康別府市議会議長、牧宏爾別府市観光課長、秋月久美公益社団法人ツーリズムおおいた専務理事、船側はトーマス・ロス船長、ジョセフ・グルーバージェネラルマネージャー、ダニエル・バイヤーホテルディレクター、カースティン・ミューラークルーズディレクターが出席した。
 加藤市議会議長が「別府市は、豊かな自然と温泉資源に恵まれた観光都市であり、市内いたるところから立ち上る『湯けむり』は、国の重要文化的景観にも選定された、別府が世界に誇る景観でございます。また、2854の源泉があり、毎分の湧出量は10万2777㍑。これは、日本一の源泉数・湧出量を誇ります。別府市内のほか、『おんせん県おおいた』には、たくさんの魅力的な観光資源がございます。日帰りで大分県内の各観光地などを楽しんでいただくこともできます。ぜひ、二度、三度と大分に訪れていただき、大分の自然、グルメ、歴史文化、そして日本一の温泉を体験していただきたいと存じます」と歓迎のあいさつを述べた。
 続いて、加藤市議会議長とトーマス船長が港章を交換し、同協議会3人とミス別府の堀口未来さんが船側4人と記念品を交換した。続いて、ミス別府の堀口さんがトーマス船長らに花束を贈呈した。
 トーマス船長が「私たちを温かい気持ちで迎えてくださった皆さまに感謝いたします。オイローパは世界中を旅していますが、素晴らしい自然、とてもフレンドリーでとても温かく迎えてくださって、今回来ることができて幸せです」とあいさつし、最後に記念撮影をした。