第110回別府八湯温泉まつりの最終日として別府駅前通りイベントが7日午前11時から、行われた。
「ふれあい踊り」では、豊秀会・秀精会・民謡別府会・別府太鼓連が会員の別府市民謡連合会の「別府音頭」「温泉おどり」「ヤッチキ」に合わせて、別府商工会議所女性会など6団体約200人が踊った。ふれあい踊りは、休憩をはさんで前後半に分かれており、歩道で見ていた市民や観光客などが飛び込み参加をした。
JR別府駅前会場でのオープニングセレモニーの前に、櫓に長野恭紘別府市長とツーリズム別府大使のマーク・パンサーさんが登場。マークさんが「別府市制100周年を記念して、19曲作りました。18カ所にQRコードを隠しています。それを読み込めば、動画付きで見て聞くことができます」。
長野別府市長が「別府八湯とLINEでアンケートを取った10カ所に仕込んでいます」。
マークさんが「曲はこれからの100年を考えてAIと一緒に考え、詩も歌っている声もAIです。また18曲とは別に作成しており、それは私が歌ってみました」。
長野別府市長が「QRコードの場所は、市のホームページなどで見ていただいて、それぞれの場所で聞いてください」と話した。
オープニングセレモニーでは長野別府市長が「繁栄を続けてきて別府市100年目の春、皆さんありがとう。この100年間を私たちに残してくれた先人に、心から敬意を表します。この温泉まつりは市制が始まる前から始まっています。今からコロナという苦しい時代を乗り越えて、さらに上昇しようとする別府市の素晴らしさを皆さんと一緒に体感していけたらいいなと念願したいと思います。湯けむり総パレード、神輿の祭典、かなり狂った湯ぶっかけまつり。去年は99㌧でしたが、今年は勢いあまって210㌧。まったく何を考えているか分かりません。ですがそれが別府市です。お祭りは、そこにいる人たち、住んでいる人たち、来ている人たちが楽しまないと盛り上がらない。一人ひとりが主役になって楽しんでください」とあいさつ。
続いて、権藤和雄実行委員長が「ご準備はよろしいでしょうか。パレードの皆さん、神輿の皆さん、よろしいでしょうか。世界中の観光客の皆さん、ご準備はよろしいでしょうか」と高々に呼びかけ「別府湯のまちよさこらさいさい。山は富士、海は瀬戸内、湯は別府。ただいまより、別府市制100周年記念、令和6年度第110回別府八湯温泉まつり湯けむり総パレード開幕します!」と宣言し、湯けむり総パレードが開始した。
パレード(午後1時)は、大分県立別府翔青高校吹奏楽部のマーチング、来賓、八湯代表、ミス別府、別府市議会、別府駐屯地第41普通科連隊など41団体約千人が参加した。
神輿の祭典(午後2時)では、本音會が八幡朝見神社本神輿一の宮、別府商工会議所青年部が朝見神社本神輿二の宮、市連合青年団などが朝見神社本神輿三の宮を「ソイヤ、ソイヤ」と気勢を上げながら神輿を担いだ。
ステージでは、本音會の湊祐之會長が木遣り3本締めの発声をした。
湯ぶっかけまつり(午後3時)では、別府市制100周年と110回別府八湯温泉まつりを記念して八湯の温泉210㌧を用意し、32団体約千人が参加し、歩道にいた来場者にも湯がかけられ、びしょ濡れになった。