自衛隊候補生として17人が入隊

自衛官となるため
心身を鍛えることを宣誓

 令和6年度自衛官候補生課程入隊式が6日午前11時、陸上自衛隊別府駐屯地で挙行された。
大分県と宮崎県の18歳から22歳までの17人が自衛官に向けた第一歩を踏み出した。
 執行官の小林直基第41普通科連隊長兼別府駐屯地司令が、教育入隊を命じる告達を行った。候補生を代表して、藤原優眞さん(18)が申告、吉松秀汰さん(同)が「自衛官として必要な知識と技能の習得に励む」と宣誓した。
 小林連隊長が「我が国を取り巻く社会保障環境は、急速に厳しさを増しています。我が国と国民が危機にさらされることがないようにするためには、抑止力をしっかり効かせ万が一それが破綻した場合でも、対処における最後の砦として国家と国民を守る強い意思と能力を兼ね備えることが重要。与えられた任務を愚直に遂行し、日々の厳しい訓練を着実に積み上げ、抑止力と対処力を積み上げなければいけない。また、災害への迅速な対応が必要になる。入隊に際し、2点を要望します。1点目は公人たれ。自分自身は、国や地域のためにあることを強く意識してほしい。2点目は、同期の絆の強化。体力的にも辛いと感じることがあると思うこともあるかもしれないが、1人ではない。教育課程が諸官らの人生にとって、かけがえのない貴重な宝となることを祈念する」と訓示。
 来賓の衛藤征士郎、岩屋毅両衆議院議員、古庄玄知、白坂亜紀両参議院議員、別府市自衛隊協力会長の長野恭紘別府市長がそれぞれ祝辞を述べた。
 候補生は、約3カ月の教育課程で、自衛官としての基礎を身に着ける。