大分県警は、SNS型投資詐欺被害の発生を複数件、発表している。
▽大分市在住の60歳代女性のスマートフォンに3月、著名人を名乗るSNSのアカウントから、投資に関するメッセージが送られてきたことがきっかけで、別のSNSのアカウントを紹介された。その後、相手とやり取りする中で「FXが儲かる」などと言われ、指定された口座へ8回にわたり、計460万円を振り込んだ。
▽同市在住の60歳代男性が1月ごろ、SNS上で投資に関する広告を見てクリックしたところ、知らない者と投資に関するやりとりをSNSでするようになった。その後、相手とやり取りする中で「暗号資産が儲かる」などと言われ、指定された口座に7回にわたり、合計207万円を振り込んだ。
▽70歳代男性が今年1月ごろ、SNS上で片言の日本語を喋る女と知り合い、その後、その女とやり取りする中で「原油の取引で儲けないか。円をドルに換えてドルで原油を購入する」などと言われた。男性はそれを信じて指定された口座に6回にわたって、合計約358万円を振り込んだ。
同詐欺は今月9日から11日に発表されており、3日間で合計約1025万円の被害となっている。
県警は「SNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口です。お金を振り込む前に家族や警察に相談してください」と呼びかけている。