別府市公営事業局参事

事業通じ地域福祉向上に貢献

大町 史(おおまち ふみ)さん
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 競輪事業は、一般会計に収益の一部を繰り入れることで、市民の福祉向上に貢献している。
 「初めての職種で、まだ分からないことばかりで、勉強中です」としながらも、「競輪事業の設置等に関する条例に『競輪事業の収益をこのまちで生まれ、育ち、生きる人々のくらしと地域に還元するため、自転車競技法の理念を地方公営企業法の制度を通じて実現し、永遠に発展していく別府市のために貢献する』とあるように、事業を通じて、地域福祉の向上に貢献する仕事だと思っています」と話す。
 別府市出身で、大分大学教育学部を卒業。平成8年に別府市入り。「中学校で理科の臨時講師を少しだけしたこともありますが、小さい頃から温泉に入っていて、温泉が大好きなので別府市で仕事がしたいと思いました」と言う。
 令和3年に秘書広報課長、令和5年に産業政策課長を歴任した。「採用されてから最初の5年間、秘書広報課で勤務し、広報の仕事を通じて、市の仕事を色々と知ることが出来ましたし、市役所以外の人にも沢山出会うことが出来ました。また、上司の勧めでアマチュア無線の免許を取得し、市役所アマチュア無線クラブのメンバーで一気登山大会のボランティアを続けています。あらゆる人にお世話になり、ご縁が長く続いていることに感謝しています」
 「また、秘書広報課長時代に、九州市長会の開催に携わったことも思い出に残っています。大変でしたが、皆さん喜んでいただいて良かったです」と振り返る。
 「辞令交付の際に、長野市長から部下を慈しむこと、チームで最大の効果を出していくことの訓示を受けました。みんながいるから仕事が出来ている。部下というよりも、一緒に働く仲間。それぞれ得意分野があると思うので、補い合いながら、感謝の気持ちを忘れずにやっていきたい」と語った。趣味は、アニメ鑑賞、温泉、書道。市内で家族と暮らしている。