一期一会の「デュオの世界」

マルタ・アルゲリッチ氏(右)と
ギドン・クレーメル氏が共演した(C)脇屋伸光

 第24回別府アルゲリッチ音楽祭の「デュオの世界~一期一会 アルゲリッチ&クレーメル」が19日午後4時、大分市のiichiko総合文化センターiichikoグランシアタで開催し、1845人が入場した。
 出演は、マルタ・アルゲリッチ氏(ピアノ)、ギドン・クレーメル氏(バイオリン)の2人。
 第1部は「独奏バイオリンのためのセレナード」「独奏バイオリンのためのレクイエム」「バイオリン・ソナタ第5番op・53」、第2部は「幻想小曲集夢のもつれop12―7」「水の戯れ」「バイオリン・ソナタ イ長調D574“グラン・デュオ”」の計6曲を演奏。またアンコールとして「天にいますわれらの父よ」「ジャンヌとポール」を演奏した。
 大阪府の女性は「巨匠お二人の完成された芸術のその向こうにある境地を楽しませていただきました」。大分市の女性は「ぜひまたこのお二人で」。別の大阪府の女性は「アンコールのピアソラすごかったです。初めてスタンディングオベーションしました」とそれぞれ話した。