別府市美術館の円滑な運営および事業の充実を図ることを目的とした「別府市美術館運営委員会委嘱式」と「令和6年度第1回別府市美術館運営協議会」が23日午後2時、同美術館1階研修室で開催された。
委嘱式では、矢野義知教育部長が亀川義徳・別府市中学校長会長に委嘱状を手渡した。
今年2月21日に会長に選任された荒金信治(大琳)氏が翌22日に急逝したため、出席者全員が黙とうを捧げた。
矢野教育部長が「本年2月21日に当館の円滑かつ適正な運営を図るために協議会を設置し、皆さんに委員をお願いしました。会長には別府市美術協会の荒金信治委員に就任していただきましたが、開催翌日に残念ながら急逝しました。荒金大琳さんという偉大な書道家の功績に対して心から哀悼の意を表します。今回の協議会では、前回いただきました皆さんの意見を踏まえて協議をしていこうと思います」。委嘱をされた亀川義徳中学校長会長がそれぞれあいさつした。
令和6年度第1回別府市美術館運営協議会では、別府市社会教育委員で大分香りの博物館長の髙橋一成さんが会長に選出された。髙橋会長は「昨年度の協議会で、市美術館のこれまでの歴史を聞き、本当に素晴らしい美術館と感心しました。中を見学して、ここが活性化するように協議会のメンバーと職員の皆さんが力を合わせながら努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつ。
今年度の美術館事業計画と収集方針案、寄贈美術品の受け入れなどが事務局から提案され、質疑応答後、承認された。報告事項として▽美術館の広報及び社会見学の周知について▽登録博物館の県内・全国の状況について―の2点があった。
協議会委員は、次のとおり。
▽別府市美術協会=檜垣正喜副会長▽学識経験者=友永尚子・元大分県立美術館学芸員、髙橋一成別府市社会教育委員・大分香りの博物館長▽学校関係者=新原克哉小学校長会長・朝日小学校長、亀川義徳中学校長会長・朝日中学校長▽文化芸術関係者=中村恭子BEPPUPROJECT代表理事、宮坂美穂別府市竹細工伝統産業会館長