令和6年第2回別府市議会定例会が7日午前10時、開会した。会期はきょうから25日までの19日間。
定例会では、市執行部が令和6年度一般会計補正予算、特別会計補正予算の予算関係3件、条例関係6件、その他7件の計16件を上程した。
はじめに長野恭紘別府市長が4月7日に開催した市制100周年記念式典、5月18、19日に行われた将棋の第82期名人戦第4局、市政諸般として別府八湯温泉まつり、べっぷ鶴見岳一気登山大会、福岡・大分のデスディネーションキャンペーン、災害非常用備蓄物資の整備、湯けむりライドシェアなどについてふれた。
令和6年度一般会計補正予算(第2号)として14億470万円の増額とし、補正後の予算額は629億8840万円。これは物価高騰の負担感が大きい低所得世帯等へ特別給付金を支給するとともに、定額減税しきれないと見込まれる人へ差額を給付金として支給するもの。続いて、一般会計補正予算(第3号)として、4億8200万円増額で補正後の予算額は634億7040万円。主なものとして総務費(持続可能な交通体系を形成するため、地域公共交通に精通するプロデュース人材及び観光と交通をコーディネートし、地域公共交通に新たな付加価値を創出する人材を育成する経費)、衛生費(新型コロナウイルスワクチンの定期接種化に伴い、65歳以上及び60歳から64歳の重症化リスクの高い方を対象に実施する接種費用)、消防費(今年1月の能登半島地震をはじめ近年の大規模災害で課題となった事案を検証し、災害非常用備蓄物資を購入するための経費)、教育費(旧山の手中学校の校舎等を解体し、仮設駐車場として有効活用するため、解体に伴う設計費)と説明。特別会計補正予算は介護保険事業において、要介護認定に関する業務のデジタル化を大分県と連携し推進するための経費を計上し、5400万円の増額で補正後の総額は297億4800万円。
条例関係は「別府市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部改正について」「別府市職員等の旅費に関する条例等の一部改正について」「別府市税条例の一部改正について」などを説明した。
令和6年度一般会計補正予算(第2号)について表決があり、議員全員が異議なく可決した。