別大附属幼稚園児が味噌作る

園児は小さい手で大豆をつぶした

 別府大学附属幼稚園(小河正二園長)のふじ組とあじさい組(いずれも5歳児)42人が味噌づくりを11日午前10時30分、別府大学短期大学部23号館で行った。同園は、同短期大学部食物栄養科の学生による「食育実践プログラム もぐハピこどもキッチン」を取り入れて「食に関する指導」を行っている。
 大豆が味噌になることを知り、期待を持って味噌作りをする。それを通じて、大豆の特性を知り、日本を代表する発酵食品の味噌への関心を高めることが目的。
 はじめに短期大学部食物栄養科2年生による紙芝居とクイズで大豆の栄養や食品を教えてもらった。続いて、大豆の入った袋が手渡された園児一人ひとりは、別府大学短期大学部食物栄養科の海陸留美教授、東保美香准教授、学生39人の指導で指で丁寧に一粒ずつつぶしたり、机の上に置いて手のひらや拳で叩くなどいろいろな方法を試した。
 糀と塩を混ぜて作った「塩糀」に、つぶした大豆を入れた。それらを混ぜたものを園児は丁寧に丸めて「みそ玉」を作った。それを、幼稚園から持ってきたカメの中に入れた。その後、園児と担任が教室で重石などで圧力をかけて発酵させながら保管する。
 園児らは「大豆をつぶすのが楽しかった」「出来上がったお味噌は、お味噌汁にしたい」と感想を述べていた。