架空料金請求詐欺が発生

 別府警察署は13日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)の被害を発表した。
 市内在住の80歳代男性が利用しているSNSに今年3月下旬ごろ、「日ごろの感謝を込めて賞金が当選するキャンペーンを実施中です。あなたは60万ドル(13日時点で約9433万円)当選しました。日本で2人目の当選です。現金の送付手数料としてギフトカードを購入し、ギフトコードの画像を送信してください」というメッセージが届いた。男性は信用して5月30日から6月10日までの間、コンビニで計40万5千円のギフトカードを購入し、27回にわたり、ギフトコードの画像を送信し、ギフトカードの利用権をだまし取られた。
 男性の家族が11日、金融機関に相談し、その金融機関から別府警察署に連絡があり、被害が判明した。
 同署は「『高額当選』『ギフトカードを購入』『ギフトコードの画像を送信』は、詐欺のキーワードです。こうしたメッセージが届いた場合は、絶対にアクセスなどせず、家族や警察に相談してください」と呼びかけている。
 同署管内で今年に入り、特殊詐欺は今回を含め14件の被害が届けられ、被害金額は約786万円。