令和6年第2回別府市議会定例会が14日午前10時、再開されて議案質疑を、穴井宏二(公明党)、森裕二(ビーワンべっぷ)、美馬恭子(日本共産党)、塩手悠太(有志の会)の各議員が行った。
▽穴井議員が交通体系整備促進に関する経費の追加額について「インバウンド観光の現在の課題と解決、および人材育成についてどのように取り組んでいくのか」と質問。
佐藤浩司企画戦略部次長が「別府市では外国人観光客が増加しており、『公共交通の乗り換えが難しい』『情報が分かりづらい』『ドライバーが外国語を話せない』といったインバウンド事業に十分に取り組めていない。解決には、日本人目線の観光のあり方ではなく、外国人観光客が求める観光を提供することが大切。外国人に寄り添ったコンテンツクリエイト人材の育成を留学生とともに創り上げていく」と答えた。
そのほか、地域防災に要する経費、共同事業推進に要するなどについて質問した。
▽森議員が予防接種に要する経費の追加額について「今回の接種対象ではない60歳から64歳の人、高血圧などの基礎疾患のある人、60歳以下の接種をしようとする人はどうするのか」と質問。
末房日出子健康推進課長が「対象外の人は任意接種となります。接種費用は全額自己負担となります」と答えた。
森議員が「全額負担ということで最低1万5千円程度。対象外の人は簡単に受けようと思わない。接種対象者は1~3割負担で調整中と聞きとても良いこと」と述べた。
そのほか、中学校の施設整備に要する経費の追加額、介護保険事業特別会計補正予算について質問した。
▽美馬議員が地震津波等被害防止対策に要する経費の追加額について「能登半島地震の際、トイレ問題から飲食を控えて体調が悪くなった人もいます。簡易トイレの購入に対してプラスになることがあったのか」と質問。
中村幸次防災危機管理課長が「能登半島地震では、避難所や仮設住宅のトイレが使用できない状況や衛生状態の悪化などの状況がありました。それを踏まえて、避難想定者50人に1基の割合で404基の簡易トイレやおむつを購入予定」と答えた。
そのほか、予防接種に要する経費の追加額、介護保険事業特別会計補正予算などについて質問した。
▽塩手議員が小学校の運営に要する経費の追加額について「児童・生徒のイスなどを木製からスチール製への更新が2カ年計画から1カ年計画になることから補正予算を専決。該当する小・中学校の今後のスケジュールや方針は」と質問。
森本悦子教育政策課長が「小学校は5月に業者が決まり、夏休み中に新しいスクールセットの搬入、学校側と個別の調整をしまして、お盆前には終わる予定。中学校は6月に業者が決定し、個別に打ち合わせをする」と答えた。
そのほか、中学校の施設整備に要する経費の追加額などについて質問した。