別府アルゲリッチ音楽祭が終幕

遠藤真理さんがチェロ、實川風さんが
ピアノを演奏したⓒ脇屋伸光

 第24回別府アルゲリッチ音楽祭の「日本の音楽家の今を聴く」を15日午後2時、大分市の平和市民公園能楽堂で開催し、345人が来場した。
 出演者は、遠藤真理さん、實川風さんの2人。遠藤さんは東京藝術大学を首席で卒業し、臼井洋治、河野文昭、山崎伸子、藤森亮一、クレメンス・ハーゲンの各氏に師事。2017年4月から読売日本交響楽団のソロ・チェロ奏者に就任している。實川さんは、東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学を首席で卒業し、同大学大学院(修士課程)を修了。オーストリア国立グラーツ芸術大学ポストグラデュエート課程を修了。国内外で多くの賞に輝いている。
 足立信也大分市長のあいさつ後、2人の見事なハーモニーで「白鳥」「親愛の言葉」など6曲、實川さんがピアノソロ2曲を演奏し、アンコールとして「朧月夜」「愛の挨拶」の2曲を演奏した。
 大分市の女性は「今まで聴いたチェロとピアノデュオの中で特別素敵でした。ぜひまたお二人の演奏を能楽堂で聴きたいです」。
 宇佐市の女性は「能楽堂でのコンサートは初めてでしたが、演奏者と近いこと、頭から降ってくるような今までにない音の響きにとても感動しました」。
 豊後大野市の女性は「お二人が初共演と思えないほど息ピッタリで、能楽堂の空間や雰囲気にとても合っていました」。
 大分市の女性は「とても感動しました。娘と親子で当選できたこと、心より感謝しています。この感動を忘れずに日々を大切にします」とそれぞれコメントした。