山の手で「社会を明るくする運動」

保護司会の高橋会長が
保護司の活動について話をした

 第74回「社会を明るくする運動」の講演会と音楽鑑賞会が15日午前10時、市立山の手小学校体育館で開催された。山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平石栄二会長)主催。約500人が参加した。
 「社会を明るくする運動」は、すべての国民が犯罪や非行防止と犯罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で犯罪のない明るい社会をつくることを目的とした、全国的な運動。
 甲斐直彦実行委員長が「小学生と一緒に、社会を考える日にしたい。社会は、みんなが形づくっているもので、みなさんは社会の一員です。大人でも知らない社会はいっぱいあります。みんなで考えていきましょう」とあいさつした。
 来賓の長野恭紘別府市長は「犯罪を犯した人が再び犯罪を犯す再犯率は、約半分といわれています。地域に溶け込めない、仕事が見つからないなど様々な理由から、再び犯罪を犯してしまう人がいます。地域の中で生きることが一番の薬だと思います。ひと・まち協議会を中心に、安全安心な町を作っていきたい」とあいさつ。
 保護司の活動を紹介するビデオ「心のリレー」を鑑賞し、高橋護別府保護区保護司会長が講話。高橋会長は「人間は誰でも失敗をします。失敗をした時に『自分が悪かった、ごめんなさい』と言える人になってほしい。反省は1人でもできますが、更生は1人では出来ません。支える人、分かってあげる人がいないとなかなか立ち直れません。仲間はずれにしない、見捨てたりしないことが大事」などと話した。
 引き続き、山の手小学校の5年生と6年生がそれぞれ音楽演奏等を行い、盛り上げた。