別府市青少年育成市民会議が総会

令和6年度の活動などについて審議を行った

 別府市青少年育成市民会議(上村松治会長)の令和6年度総会が21日午後2時半、市中央公民館で開催された。約50人が出席した。
 上村会長が「昨年度の活動は、新型コロナが5類に移行して、コロナ禍前に戻ってきていると感じています。今年度は、それにも増して活動を活発にしていきたいので、よろしくお願いします」とあいさつ。
 来賓の寺岡悌二教育(市長代理)が「子どもたちを取り巻く環境は厳しいものがあります。被害者にも加害者にもしたくないという思いがありますが、学校に行きづらい子が出ています。地域の子は地域で守り育てるを合言葉に、地域の皆さんの手を借りながら、住みよい地域になればと思います」。染矢憲康別府警察署長は「少年の犯罪件数は昨年と比べて若干減っていますが、9人を検挙しています。数としては減っていますが、必ずしも平穏なことばかりではなく、犯罪はまだある。子どもの数は減っているが、検挙数はそれほど減っていない。これまで同様、皆さんのお力をお貸しいただきたい」とそれぞれあいさつした。
 議事に入り、令和5年度事業・決算・監査報告、令和6年度事業計画案・予算案について審議、承認した。6年度は「地域の子どもは地域で守り育てよう」をスローガンに、明るく楽しい家庭づくり、明るい地域づくり、地域のみんなで青少年の社会参加を推進、地域ぐるみで環境浄化と非行防止に努める。そのため、▽交流活動や体験活動の推進▽「家庭の日」定着運動、「大人が変われば子どもも変わる」運動の推進▽非行・被害防止と有害環境対策の推進、を重点項目に活動を行う。南地区が昨年度の活動報告を行った。役員改選も行われ、上松会長らが再任された。
 また、別府っ子育成推進委員17人を委嘱した。