別府市民フィル管弦楽団が定演

別府市出身のピアニスト渡邊さんが
一緒に演奏した

 別府市民フィルハーモニア管弦楽団(内田博実行委員長)の第30回定期演奏会が16日午後2時、別府ビーコンプラザで開催され、多くの人が演奏を楽しんだ。別府市制100周年記念事業。
 指揮者にアントニーン・キューネル氏を迎え、はじめに行進曲「べっぷ」を演奏。この曲は、1976年に別府大分毎日マラソン第25回記念大会を記念して、別府市が團伊玖磨氏に作曲を依頼した曲。市制100周年の年に、河野敦郎氏がオーケストラ用に編曲をした。
 引き続き、別府市出身のピアニスト渡邊智道さんをゲストに迎え、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11」を演奏した。やわらかい渡邊さんのピアノの音色に、訪れた人たちは静かに耳を傾け、聞き入った。
 休憩をはさんで、キューネル氏と同郷のチェコ出身のドボルザーク作曲の「交響曲第9番ホ短調95『新世界』より」を演奏し、大きな拍手が送られた。