薬物乱用防止指導員東部地区協議会(大平順二会長)は、令和6年度の協議会と研修会を26日午後2時15分、別府市中央公民館で開催した。東部保健所管内には57人、国東保健部館内には13人の指導員がいる。
大平会長は「薬物の乱用は、個人の心身を蝕むだけでなく、それにより引き起こされる事件、事故は全国的に大きな社会問題になっています。令和5年度は、大麻の検挙が過去最多となり、覚せい剤を上回るなど高い水準です。とりわけ、大麻の乱用は、若年層に顕著。このような事件が皆さんのまわりで起きないように、青少年をはじめ地域の健全な育成のためにも皆さんと強力に取り組む必要があります。薬物を許さない社会づくりをしていきたい」とあいさつした。
協議会では令和5年度の推進事業実績、6年度の事業計画について審議、承認した。今年度も7月7日午前11時から、「6・26ヤング街頭キャンペーン」を実施する。
引き続き研修会が行われ、松尾茂郎別府警察署刑事課長が「薬物犯罪の現状」、黒木久幸大分刑務所教育専門官が「薬物事犯における刑務所内の指導と再犯防止について」と題して、それぞれ講話した。