若者の採用・育成に積極的で、雇用管理状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定する「ユースエール認定企業」認定通知書交付式が27日午後2時、別府公共職業安定所で行われた。別府市内の認定は2社目。
今回認定されたのは、隆テック株式会社(蒲原浩隆代表取締役=別府市富士見町)。同社は、平成9年に創業し、社員は31人。地盤改良工事に特化した会社で、調査から設計、施工管理まで一環して行っている。直近1年間で、有給休暇の平均取得実績は12・5日で、平均取得率は、78・2%。月平均労働時間は7・6時間。直近3年間の育児休暇取得は、男性1人となっている。従業員が増えたことで、有給をとりやすい環境になってきたという。
川野智宏別府公共職業安定所長が蒲原社長に認定通知書を手渡して「少子高齢化の中で、若年の労働力の確保は重要です。働きやすい職場環境を整備してもらっています。引き続き、働きやすい職場づくりを進め、会社が発展するように祈念します」とあいさつ。
蒲原社長は「福利厚生が基準を概ねクリアしたことを認めてもらえて、ありがたく思っています。今後も、前向きに若者の雇用・育成をしていきたい」と述べた。