日出町社会福祉協議会が50周年

歴代会長を表彰した

 日出町社会福祉協議会(会長、本田博文町長)は、法人化50周年記念行事「虹の架け橋」を6月30日午前10時半、町保健福祉センターで開催した。約100人が出席。
 昭和49年に社会福祉法人に登録し、地域福祉を推進してきた。当初は、役場内に事務所があったが、民間団体へと自立運営する中で、県事務所跡地(現在の八日市公民館)に移転。平成13年に保健福祉センターが竣工すると同時に、センターに移転して現在に至る。
 式典で、本田町長が「これまで、障がい者や高齢者の在宅生活支援、生活困窮者の自立支援、サロン活動、ボランティア人材の育成、子育て支援、介護サービスの提供など様々な地域福祉活動に取り組んできました。町民が抱える課題は1つとは限らないケースがあり、これまでも重層的支援を行ってきました。次の50年目指して、役職員一丸となって地域福祉の向上にまい進していきたい」とあいさつ。50周年記念プロジェクト実行委員会を代表して、藤本英示専務理事兼事務局長もあいさつした。
 引き続き、第1部として、特別表彰を行った。歴代会長のうち出席した本田維憲氏、堀力夫氏、工藤義見氏、60歳以上の職員16人に本田町長から表彰状と社協職員手作りのお菓子のブーケが贈られた。他にも、140人に対して後日、感謝状を贈呈する。
 第2部は、民生委員児童委員の研修も兼ねて、別室に約40人がオンラインで参加して基調講演を実施。コミュニケーションオフィスtazの石本田鶴子代表が「ラポールを築いていこう」と題して講演した。「ラポール」は、フランス語の「橋を架ける」を語源とした「心の懸け橋」という意味。石本さんは「人間は、自分の経験や体験を通じて身に着けた『観念のメガネ』をかけています。受け取り方は人それぞれで、言いたいことは100%は通じない」とし、励ます、ほめる、感謝する、認めるなどの「プラスのストローク」を習慣づけることの大切さを話した。
 第3部は、ロングテーブルを行い、豊岡婦人会がおにぎり、高平おばちゃんズがおかず、303クラブと更生保護女性会日出分区がデザートを提供し、食べながら交流をした。