別府市防犯協会連合会と別府市暴力絶滅対策協議会は1日午後2時、ビーコンプラザで令和6年度合同総会を開催した。会長は、いずれも長野恭紘別府市長。防犯協会は144人、暴絶協議会は58人が出席した。
防犯功労者及び暴絶功労者表彰を行った。長野市長は「安全安心な町だと自認しているが、最近では特殊詐欺被害のニュースが出る。皆さんにご尽力いただいていますが、減らない。安全で平和であることが大前提。観光客だけではなく、市民にも安全・安心・平和を享受してもらわないといけない。共に安全安心なまちづくりをより一層進めていきたい」とあいさつ。
染矢憲康別府警察署長が「管内の特殊詐欺被害は、25件で、2億円を超えてしまいました。県内の被害で一番高額な被害は別府署管内。安心して暮らせる街になってもらうために、一層努力していきたい。そのためには、皆さんの強力が大事」。加藤信康市議会議長は「特殊詐欺多くなってきたと思う。特殊詐欺は1対1。自分は騙されないという人が騙されるケースがある。地域内での集まりで、勉強をしてもらえれば」とそれぞれあいさつした。
防犯協会連合会の議事で、令和5年度事業・決算・監査報告、令和6年度事業計画案・予算案について審議、承認した。令和6年度は▽地域安全活動の推進▽少年非行防止活動の推進▽暴力追放活動の推進、を行う。
暴絶協議会も議事で令和5年度事業・決算・監査報告、令和6年度事業計画案・予算案について、審議、承認した。暴力根絶に積極的な意欲と熱意をもって協議会の自主的活動を促進し、市民一人ひとりの自覚と勇気を強め、一切の暴力を根絶し、観光客が安心して往来できるとともに、市民が安心して生活できる暴力のない明るい住みよい平和な国際観光温泉文化都市別府の発展に寄与する、ことを基本目標とし、▽暴力団等の排除活動▽広報宣伝活動、に取り組む。功労者表彰は次のとおり(敬称略)。
恒松恵典、後藤正行、つるみ台補導員パトロール隊、河野仁士
引き続き、幸田俊光別府署生活安全課長が「子どもの安全対策とSNS型投資詐欺の被害防止」と題して講話した。