一般社団法人大分県地域婦人団体連合会(水谷トシヱ会長)は令和6年度「女性の地域活動実践力向上支援事業地域活動実践力向上研修会」「大分県地域婦人団体連合会リーダー研修会」を3日午前10時、ビーコンプラザで開催し、約200人が参加した。
多様化する地域課題の解決や時代の変化に対応できる実践力の向上と、地域活動の活性化につながる組織の強化をめざす。
全体のテーマは「防災活動への取組を通じた組織力の向上」。
3階国際会議室で、水谷会長があいさつし、来賓の矢野修大分県社会教育課長が祝辞を述べた。
続いて、講演として大分大学教育マネジメント機構基盤教育センターの岡田正彦教授が講師を務めて「婦人団体とそれを取り巻く地域の現状から次の一手を考える~日常の活動を開き、つながる~」をテーマに行った。
婦人団体をはじめとした地域の団体と地域の現状として青年団・PTA・子ども会・老人会(老人クラブ)・体育協会・自治会について説明。婦人団体の活動における課題として団体の取組を紹介。その後、参加者は各テーブルごとに、取組について話し合った。
社会教育の分野における取組の方向性、価値あるものの発見と取組の共有・継続的なつながりについて講話した。
最後に「皆さんの熱心な取組を上手くアレンジして周りの人や組織とつながり、皆さんの思いや積み重ねてきた実践や技術が次の世代に継承されていくことを期待しています」と述べた。
午後から▽特殊詐欺等についてのお話(谷口俊充・大分県生活環境部県民生活・男女共同参画課主幹併任大分県警察本部生活安全企画課)▽事例研究=豊後大野市「広げよう防災の輪~婦人会のできる防災活動~」、大分市「防災先進地に学ぶ防災研修」、合同会社co―e connect(コエ コネクト)「大分のママ集まれ!防災ワークショップ」▽指導・助言=川村正人特定非営利活動法人大分県防災活動支援センター理事長兼防災士―がそれぞれ講話した。