大分県建設業協会別府支部(幸勝美支部長)の労務安全委員会(平野英太郎委員長)は、「令和6年度全国安全週間」安全パトロールを5日午前10時、市内3カ所で行った。5人が参加。
建設業における安全意識の高揚と労働災害の減少を目的に、1日~7日は「全国安全週間」が行われ、別府支部でも期間中に、大分労働基準監督署と一緒にパトロールを行った。
平野委員長が「建設業を取り巻く環境は、厳しいものがありますが、安全は最優先されるべきもの。この時期は暑い中で作業をしてもらっており、熱中症対策が課題だと思います。気づいたことを指摘してもらい、各社、対策を考えてもらいたい」とあいさつ。阿南宏之大分労働基準監督署安全衛生課長が「現場の状況を中心に、確認をしたい」と述べた。
今回は、建築現場2カ所と土木現場1カ所を回った。楠銀天街アーケード撤去外委託業務の現場では、足場を組ながら永石通り方面から流川通りに向けて工事が進められており、6割ほど進んでいるという。
アーケードを解体し、撤去物を素材ごとに分類したものをクレーンで下におろす作業をしている。頭上での作業で、下には通行人もあることから、落下物の防止に特に気を付けており、安全管理が徹底されている様子を確認した。
現場では、管理体制や墜落災害防止、建設機器などの取扱、倒壊・崩壊対策などチェック表を基に見て回った。