「小さな親切」実行章を贈呈

贈呈式に出席した
別府市地域婦人団体連合会の皆さん

 公益社団法人「小さな親切」運動本部(鈴木恒夫代表)は「小さな親切実行章贈呈式」を6日午前10時30分、別府市社会福祉会館で実施した。同運動大分県本部の浦松傳副会長、三浦安盛参与、和田一夫事務局長、長田秀和・同本部別府地区実行委員が出席した。
 受章したのは、別府市地域婦人団体連合会(後藤ミツノ会長)。別府市社会福祉協議会へタオルや石鹸などの寄贈を平成3年から続いており、昨年12月15日に27回目の寄贈をした。その姿に心打たれた別府地区実行委員の長田実行委員が、大分県本部に推薦。運動本部の審査を経て、今回の受章となった。
 推薦をした長田実行委員が理由を説明し、後藤会長(83)に表彰状を手渡した浦松副会長が「日ごろから連合会の皆さんには、いたる所でいろんな活動をされて地域社会の発展や明るい社会のために貢献されていることに感謝申し上げます。小さな善行をしていくことが社会を明るくすることと思います。皆さんが別府市のためになるような活動を続けていただければと思います」と話した。
 後藤会長が「タオルと石鹸を送るようになって25年以上になるのですが、ある時期は会員の減少から『もう辞めようか』と思ったのですが、困っている人もいるので続けようと決めました。初めはタオルや石鹸はいるのかと思ったのですが、今はとても喜んでもらっています。特に福祉施設や子どものいる施設に贈ったとき、とても重宝すると連絡をいただいたときは『本当に良かった』と思います。思ってもいない章でしたので、ありがとうございました」とお礼を述べた。