「別府市の100年」刊行記念写真展

トキハ別府店で始まった写真展

 別府市制100周年記念写真アルバム「別府市の100年」を編集中の樹林舎(名古屋市)は、刊行記念写真展を5日から、トキハ別府店4階のリブロ横で開催している。
 展示しているのはA3サイズのパネルにした40点。昭和55年の「温泉まつり」は市部課長会のユーモラスな仮装パレードにシャッターを切った。昭和40年ごろの「別府駅前広場」はかってあったシンボルの女神像とその周辺にピントを当てている。
 同社の取材で集まった写真は「こんなに貴重な写真が残っていたのか」と驚く一方で「この出版の機会がなかったら、永久に人の目に触れないまま埋もれてしまっていた」との思いを強く持ったという。「家の整理をしたり親御さんが亡くなった際など、写真はいとも簡単に処分される。そんなはかない命の写真を記録して保存していくことは、樹林舎に与えられた使命ではないかと、大げさではありますが考えています」と取材担当者。
 展示場所は12日までリブロ横、13日から15日まで1階センターモール、16日から24日まで再びリブロ横。
 写真集(A4判)は8月下旬の発売予定で280ページ、収録写真約600点、定価9990円、発行部数は千部限定。
 発売元・問い合わせ先は大分図書(電話097・553・1220)、発行元は樹林舎(電話052・801・3144)。