元オリンピアン田中琴乃さんが講演

リボンを使って入場する
田中琴乃さん

 新体操日本チームの主将として2回(北京、ロンドン)の五輪に出場した、別府市出身の田中琴乃さんが講演会を12日、市内2小学校で開催した。
 東山小学校体育館で同日午前10時45分、実施され、幼稚園・小学校・中学校の園児・児童・生徒計67人が参加した。
 園児・児童・生徒らが集合する中、リボン演技をしながら田中さんが登場すると大きな拍手が起きた。また5年生が手作りした看板が田中さんを歓迎した。
 まずはストレッチをし体をほぐすと、ボールを使った遊びをしながらできる運動を一緒に体験し楽しんだ。園児・児童・生徒らは2人1組となり、田中さんが体の一部分(肩、肘、膝など)を言うとその部分を触り「ボール」と言ったらボールを取る競争をした。難易度を上げて体の一部を言ったらボールを取り、「ボール」と言ったら体の一部を触るとルール変更をすると、園児らは最初は戸惑いながらも徐々に慣れていった。田中さんが語気を強めたりするフェイントを使ったり、テンポを変えて指示を出すと、児童らから「危ない」「間違えた」などと悔しがる声が挙がった。
 続いて講演会では、田中さんが新体操を始めたきっかけや五輪をめざしたきっかけ、将来の夢の描き方について話した。
 また同日午後1時50分から同3時25分、上人小学校を訪れ講演会を行い、5、6年生約100人が参加した。