別府市制施行80周年タイムカプセル

当時の旧青山小学校の大林さん(左)と
小笠原さんがタイムカプセルを開封
参加者で懐かしい品を見て当時を振り返った

 別府市制施行80周年の際に記念事業として、平成17年3月に別府公園の油屋熊八功績碑裏側に設置されたタイムカプセルの開封が14日午前10時、現地で行われた。当時の小学6年生など関係者約40人が出席した。
 20年前、当時の16小学校の6年生・34クラス1018人が「20年後の自分にメッセージ」をテーマに、クラスごとに寄せ書きをした色紙やクラス写真、市報、議会だより、市誌などが収められている。
 長野恭紘別府市長が「私は当時市議で、皆さんと一緒に設置をしたので、皆さんと同じ思いです」とあいさつ。旧青山小学校6年生だった大林成美さん(32)と小笠原颯さん(31)が代表して取り出した。懐かしい写真などが取り出されると、参加者から歓声が上がった。
 大林さんが「20年経ち、色々ありましたが割りと早い20年だったと思います。別府公園に子どもたちと来た時に、話をしたことがあります。これを機に友人と再び連絡を取り合うなど、記念になりました」。小笠原さんは「当時は、先生に迷惑ばかりかけていたことを思い出します。就職をして家庭を持って子どもにも恵まれました。初心に返り、これからの人生を歩んでいければと思います」とそれぞれ思いを語った。旧青山小学校長だった小畑善実さんも当時を振り返ってあいさつした。
 開封式終了後、机に広げられた色紙や写真を全員で懐かしそうに見て、思い出話に花が咲いた。
 取り出した品は、8月5日から23日まで、各小学校に展示される(13~15日及び土・日・祝日を除く)。旧野口小学校と旧北小学校は別府中央小学校、旧青山小学校と旧西小学校は山の手小学校に展示する。