大分みらいしんきん杯の将棋大会

静かな中にも熱のこもった対局が行われた

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)は15日午後0時50分、大分市のJ・COMホルトホール大分で「みらいしんきん杯わくわくドリーム将棋大会2024」を開催した。今回で8回目で、園児から高校生まで117人が参加した。
 開会式で、阿南善則みらい信金常務理事が「最近では、藤井聡太さんの活躍などで将棋は大きな注目を集めています。大会を通じて、友情を深めるとともに、皆さんの中から将来プロになる人が出てくることを期待しています」とあいさつ。
 第1回から審判長を務める豊川孝弘公益社団法人日本将棋連盟棋士7段は「毎年たくさんの子どもたちが参加してくれていて、技術も各段に上がってきていると思います。将棋は、礼に始まり礼に終わります。席に着いた時には『お願いします』、席を立つ時には『ありがとうございました』と言ってほしい。皆さんの健闘を祈ります」。主管する大分県将棋連合会の菊池博会長も「日頃の練習の成果を発揮して、悔いのない将棋をさしてください」と話した。
 部門ごとに対局をし、子どもたちは将棋盤をじっと眺め、先を読みながらさしていった。会場は静かな中にも熱気が感じられ、駒を置くパチッという音が響いていた。保護者も遠くから我が子の対局を静かに見守った。各部門の優勝者は、次のとおり(敬称略)。
 ▽スーパーリーグ=内木峰太郎(日出町立川崎小学校6年)▽中高生部門A級=工藤諒真(大分市立大東中学校3年)▽同B級=上村尚輝(大分市立大在中学校1年)▽同C級=村上実(別府市立鶴見台中学校3年)▽小学生部門A級=江藤健(大分市立南大分小学校6年)▽同B級=加藤鳳悠(豊後高田市立高田小学校6年)▽同C級=佐藤遼汰朗(大分市立金池小学校3年)▽同D級=安部 蒼生 (大分市立津留小学校2年)▽同E級Aパート=村上慶之(大分大学附属小学校5年)▽同Bパート=岩田和久(大分市立明野西小学校2年)▽ガールズ部門=佐藤咲良(大分市立大在西小学校4年)