「南立学童あいくる」で福祉教育

地震から守る「ダックのポーズ」

 別府市社会福祉協議会は26日午前10時、南立石小学校内にある放課後児童クラブ「南立学童あいくる」と「南立学童あいくる2」で福祉教育を実施。共同募金などについて、楽しく伝えた。
 共同募金は、戦後間もない昭和22(1947)年に、市民主体の民間運動として始まった。当初は、戦後復興の一助として被災した福祉施設を中心に支援してきたが、現在の社会福祉法に基づいて、現在は、地域福祉の推進のために活用されている。
 あいくる2では、幼稚園児と小学1・2年生約50人が参加。はじめに、A、Bクイズで楽しく共同募金について学んだ。「別府市では年間、どれくらいの共同募金が集まっているか」の質問では、「1400万円と1億4千万円どっち」などの質問が出た。子どもたちは真剣に考えて、AかBの札の所に移動。答えは、1400万円と分かると、当たった子どもたちは「やったあ」と大喜びした。
 引き続き、ドラえもん組立式募金箱の組み立てに挑戦。先生に手伝ってもらいながら、完成させた。
 また、防災カードゲームを使って、分かりやすくいざという時に身を守る方法を学んだ。地震の時は頭を守る「ダックのポーズ」や、津波から逃げるための「チーターのポーズ」、火災で煙を吸わないための「たぬきのポーズ」などを一緒にやった。
 「あいくる」では、小学2年生から5年生が参加して、共同募金について学び、組立式募金箱を作り、防災を学ぶ「なまずの学校」で楽しく学んだ。